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「国際保健医療学」の最新第3版が11月に発売になっています [公衆衛生]

国際保健医療学会という学会があって、私も数年前から学会員となっています。残念ながら今は海外にいるので学会に出席したりできないのですが、学会誌など読んで勉強しています。

その国際保健医療学会で国際保健の教科書的な書物を作成しています。


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石鹸に工夫することで感染症発生率が70%減少 [公衆衛生]

こんな記事を読んで、アイデアの勝利だなと感心しました。

感染症発生率が70%減少!子どもたちが石鹸を使いたくなる“Hope Soap”プロジェクト | AdGang

途上国では、まだまだ衛生環境が整っていないことも多く、コレラやチフス、赤痢などの下痢に悩まされる人々がたくさんいます。小さな子供の場合には下痢が悪化して亡くなってしまうこともあります。

改善するには水道やトイレの衛生施設の整備、かかってしまった場合は水分が効率よく吸収されるように塩分・糖分を調整した水をのませたり、亜鉛で下痢を予防したりと、いろいろな方法があります。

手を綺麗に洗うというのもその一つ。水と石鹸があれば、手に付いた細菌・ウイルスを洗い流せるため、手から食べ物、そして体内への侵入が防げるのです。

しかし手洗いは環境の問題もありますが、習慣にするというのも難しいところ。

このHope Sopaプロジェクトはその習慣にするというところをうまく工夫したプロジェクトのようです。

その工夫というのは透明な石鹸の中におもちゃを埋め込むという物。石鹸を使えば使うほどおもちゃが早く取り出せて遊べると言うことで、一生懸命手を洗ったり体を洗ったりするようになったと言うことです。

上記の記事でしか内容が確認できず、なにかレポートになっている物があればと思って調べてみたのですが、今の所みつけだせません。

70%削減と書かれていますが、リサーチをした村のリサーチ前の状況とか、どういうリサーチ手法を用いたのか、とか、とても興味深い点です。また、石鹸を切ったり、割ったりしておもちゃだけ取り出してしまうのをどう防ぐようにしているのか、なども興味深いところです。

こうした単純に思えるアイデアで大きな成果を出すというところがすごいのですが、アイデアを実行に移してみるというところがやはり一番重要なところ。そしてリサーチをして効果を知らせるという所もよい手順だったと思います。WHOがプロモーションをしているということですが、そもそもどんな人がこのアイデアを出して実際にやってみたのか、というところを是非知りたいと思います。


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図解!ArcGIS10 Part1 [公衆衛生]

最近、また仕事でGISを使うことになりそうなので、また勉強をし直しています。

昨年、同僚向けのGISの研修を開催(講師を呼んで)したのを自分も聴講したのに加えて、9月頃には5日間の研修コースに参加しました。どちらもArcGISでいろいろな演習をやって使い方を学ぶというものでした。ArcGISの基本的な使い方は分かったのですが、機能的にできることがかなりあるので、どんなことができるのかをできるだけ把握して、それをどうやって使うのかもう少し身につけたいと思っています。

GISの使い方については、以前もこんな本を紹介しました。

 

「基礎からわかるGIS」:Master of Life Blog:So-netブログ

 
 
「保健医療のためのGIS」:Master of Life Blog:So-netブログ

 
他にもこんな本が参考になっています。
 
Gis Tutorial for Health

Gis Tutorial for Health

  • 作者: Kristen S. Kurland
  • 出版社/メーカー: Esri Pr
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: リング製本
 
GIS and Public Health

GIS and Public Health

  • 作者: Ellen K. Cromley
  • 出版社/メーカー: Guilford Pr
  • 発売日: 2011/09/20
  • メディア: ハードカバー
 
日本語でもう少し細かい機能のことなどを理解したいと思ったので、こんな本で勉強しています。
 
図解!ArcGIS10〈Part1〉身近な事例で学ぼう

図解!ArcGIS10〈Part1〉身近な事例で学ぼう

  • 作者: 吉田 聡
  • 出版社/メーカー: 古今書院
  • 発売日: 2012/04
  • メディア: 単行本
この本は最初にちょっとだけGISとは・・・ということが書かれているのですが、その後はほぼ演習問題を解いていく形で進められていきます。演習用のデータを指定のウェブサイトからダウンロードして使いながらインストラクションに沿ってArcGISでいろいろな地図を作成していきます。
 
演習を通じて機能をどのように使えるのか理解できる構成になっていますが、ただ指示に沿ってやっているだけではなかなか自由自在に使いこなせるということにはなりません。大学の講義の教科書なので、やはり細かいところなどを講師の話を聞きながらでないと分かりにくいところもあるように思います。
 
一度一通り演習をやってみたのですが、今仕事関係のデータ収集をしているところで、これらのデータをどう加工して使っていくか考えていて、こうした目的意識を持って演習をしていくと、この機能が使えそうとかこうするにはどうしたらいいのか、なんてことを思いながら学べて良いのかも、と思い再度最初から読み直しているところです。
 
このシリーズでPart2とPart3もあるのですが、これらはまだArcGIS10には対応してないようで、ArcGIS9を使っての演習となるようです。9と10の違いはあるものの、そして自分のArcGISは英語版であるものの、おそらく参考になるのではないかと思いますので、一度手に取ってみたいとは思っています。
 
 
 

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etrex Venture HC [公衆衛生]

GISについていろいろ書いてきましたが、ガーナでGISを構築するために日本・欧米と比べて難しそうなのが、データの不足。

まず行政区の境界線のポリゴンデータを入手するのが難しそう。郡レベルまではなんとか入手できたものの、その下についてはまだ目処が立っていない状態です。

そして関係施設についても、以前何らかの調査で座標データがとられたそうで、それを使っているのですが、どうもこのテータ、信頼性に問題があるらしく、州内の施設がその州の外に位置してたり、ひどいのは海の上に施設があったり。座標の取り方か記録の仕方に問題があったようです。

ということで、必要なデータは時前で集めるしかないかもしれない、と言うことで導入してみようと思っているのがハンディGPSと呼ばれる機械です。

まずはパイロット的にではありますが、以前研修をした時の講師の方におすすめしてもらったものを購入してみました。

GARMIN(ガーミン) eTrex Venture HC 【並行輸入品】

GARMIN(ガーミン) eTrex Venture HC 【並行輸入品】

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: エレクトロニクス

 

私は本格的な山登りもしないので、せいぜいiPhoneで地図を見るくらい。ということで、こうしたハンディGPSについてはまだあまり使い慣れていません。とりあえず説明書を見ながら使い方をマスターしたいと思っています。 


地理好き [公衆衛生]

最近のブログ、Geographical Information System関連の本を紹介しています。今の仕事上必要があって勉強している訳ですが、こんなに楽しく興味を持てているのは、そもそも地理とか地図とかが好きだからかもしれません。

小学校のころから白地図を塗ったりとか、地図帳で都市探しゲーム(一人が都市名を言ってそこを早く見つけられたら勝ちというゲームでした。)をしたりとか、地理好きの素養はあったように思います。その後も地図が好きでいろいろと買い集めたり(こちらとか)、行ったことがある国を塗りつぶす地図を作ったり(こちら)。 

あちこち旅行するのが好きなのも世界中を訪ねる仕事をしているのもそんなことが影響しているのかもしれません。

そういえば、ロンドンでも「A to Z」というロンドン地図を片手に、シャーロック・ホームズに登場する場所を200カ所以上歩き回ったのも、ホームズ好きというのと同様に地理好きだったこともあったのかもしれません。(早く完結させねば・・・。)

そのおかげか方向感覚も良くて、ざっと地図を眺めるとあとは地図なしで初めての場所でもあちこちと移動できるのは公私ともに旅行が多い自分としてはありがたい能力です。

 

いろいろあって興味があった地理学ではなくて政治学に進んで、その後は紆余曲折の末にいま関わっている公衆衛生にたどりついたのですが、やはり好きなことと言うのは理屈ではなく楽しいものなのだと言うことをGISのことを勉強している最近は実感しています。


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「基礎からわかるGIS」 [公衆衛生]

そういえば、昨日GISの勉強してますと言うことで文献をあげたのですが、一番最初に読んだ本を紹介するのを忘れていました。

基礎からわかるGIS

基礎からわかるGIS

  • 作者: 古田 均
  • 出版社/メーカー: 森北出版
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

まずはGISにまつわる基本的な用語や技術的なことを知りたいと思って見つけたのがこちらの本。

2005年初版と若干古い本ではありますが、基礎的なところについてはそれほど変わっていないだろうと思いますので、大いに参考になりました。

最初の章では地図の起源から紐解き、GISで使われる測地系のことまで丁寧に解説されています。 さすが基礎からわかるというだけあり、本当の基礎から説明されていて好感が持てます。

その後はGISのデータ構造、規格、空間分析と続き、GPSとリモートセンシングについても触れられていて基本的なことはほぼカバーされている印象。(この後、基礎となったこともあるのかもしれませんが・・・。)

後半はGISの応用事例と言うことで実際にどのように使われているかが分かりました。

前回紹介した本を読んでいく上で、最初に読んでおいて良かったというのが感想。図が多いのも理解の助けになります。

 

 

GISについてはこれからまじめに取り組もうと思い、この本でも紹介されていた地理情報システム学会にも入ってみることにしました。

GISA 地理情報システム学会
地理情報システム学会のウェブサイトです。

いつか何かを発表できるくらいになれればいいのですが。


 
こちらの本でも紹介されていますが、ウェブサイトではこちらがとってもわかりやすくてお世話になっています。
 
てくてくGISトップページ
GISのことがとてもわかりやすく説明されています。

 
 
 
一連の基本的な本を読んで、関係するウェブサイトや論文などを読んだら、ArcGISを使う予定なのでArcGISの機能についていじりながら学んで行こうと思っています。解説書も何冊か取り寄せ中です。
 
ArcGISについてはこれまでも研修なのでいじっては来ていますが、いくつかの機能を使ってみたという程度。まだ始めてないのですが、昨日も紹介したこちらを一通りやるとだいぶ使えるようになりそうな感じがしています。 
 
Gis Tutorial for Health

Gis Tutorial for Health

  • 作者: Kristen S. Kurland
  • 出版社/メーカー: Esri Pr
  • 発売日: 2006/08/24
  • メディア: DVD-ROM
あとは実際の仕事でがんがん使っていくしかなさそうですね。ただガーナでは使えそうなShapefileがなかなかみつけられなくて苦労しそうな予感。
 
 
 

「保健医療のためのGIS」 [公衆衛生]

仕事の関係で、GISのことを勉強しています。

公衆衛生分野でのGISの活用について、日本語でまとまっているほぼ唯一の書籍と思われるこちらを読んでみました。

保健医療のためのGIS

保健医療のためのGIS

  • 作者: 中谷 友樹
  • 出版社/メーカー: 古今書院
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本

 

公衆衛生とGISといえば欠かせないのがJohn Snowのコレラマップ。こちらの本でも第一章「保健医療と地理情報科学」で紹介されています。ロンドンに留学していたとき、授業で扱われていたり、実際のコレラが蔓延した場所を回ったり、John Snowパブでクラス会をしたりと親しみのある話題ではありますが、あらためGISの見地から見ても優れた研究と実践をしていたと言うことが分かります。Snowが手作りしたコレラ地図を現在のGIS技術を用いて、いろいろな手法で表現してあるところはかなり参考になりました。

続く「GISと疾病地図」、「空間疫学分析」はややテクニカルな面が強くて、昔の疫学統計の本を引っ張り出して参照しながら読みました。(が、分からないところが多くてもう少し復習が必要。)

「感染症とGIS」の章では、日本の感染症対策の事例が多く使われていて参考になります。

 ただし、仕事の関係で使うのはあまり感染症と関係が無い分野がメインになりそうなので、その後の2章「保健医療計画とGIS」、「開発途上国の地域保健とGIS」が特に参考になりました。

留学中にGISの特別講座があったのですが、残念ながら出席できませんでした。こちらに来てから講師を招いてGISの研修を行ったり、短期コースに出たりしていたのですが、GISソフトの実際の使い方がメインだったため(保健の事例で実習はしたものの)、どうやって活用できるのか、という基本的なところを知りたいと思っていました。

GISなどビジュアル的に目新しい分野というのは、取り入れたいと思う人が多くいる一方で、GISでなければできない分析がなんなのかをきちんと押さえていないケースもあるようです。地図上に表現することでどのような付加価値が生まれるのか、あるいはGISを使わねばできない分析とは何なのか、常に意識していかないといけないと思っています。 

引き続き、この二つを読み始めていますが、最初に日本語で読んでおけたので大分楽な気がしています。

GIS and Public Health

GIS and Public Health

  • 作者: Ellen K. Cromley
  • 出版社/メーカー: Guilford Pr
  • 発売日: 2011/09/20
  • メディア: ハードカバー

 

Gis Tutorial for Health

Gis Tutorial for Health

  • 作者: Kristen S. Kurland
  • 出版社/メーカー: Esri Pr
  • 発売日: 2006/08/24
  • メディア: DVD-ROM

 

あとは実際に仕事でソフトをいじりながら慣れていって、いずれは仕事できちんと使えるようになりたいと思っています。

 

 


GM蚊を自然界に放出、デング熱対策 マレーシア [公衆衛生]

 生まれてくる子どもが生後すぐに死ぬよう遺伝子を組み換えた蚊を放して、デング熱対策をしたということのようです。

遺伝子の影響や生態系への影響とデング熱抑制とのバランスがどうなるのか、長期的なフォローが必要な試みですね。成功すれば、いずれマラリア対策などにも応用されるかもしれません。


「世界中に国民皆保険を」、日本は成功例 WHO年次報告 [公衆衛生]

WHOの年次報告書であるWorld Health Reportが出されました。今回の特集は医療保険。

私も昨日ダウンロードしてまだ読めていないのですが、高額医療費によって貧困に陥らないための皆保険の導入を提言しているようです。

日本は皆保険のおかげで、先進国で最も少ない医療費(GNP比)で最も良い健康指標(平均余命等)を維持していると言われています。日本は成功例として取り上げられているようです。

今年はLancetでも日本特集が組まれ医療保険を中心に各種の論文が掲載される予定です。

国際的な公衆衛生の仕事をしていく上でも、一度日本の保険制度を見直す必要があると思っていましたが、今回のWHRとLancetは良い機会になると思いますので、少し気合いを入れて読んでいこうと思っています。


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豚インフルエンザは「公衆衛生上の緊急事態」、WHO [公衆衛生]

豚インフルエンザによる死亡ケースがメキシコで発生しています。

インフルエンザは、A,B,Cの三種に分けられ、AとBが人のあいだで流行しています。

A型の中でも表面の二種類の糖タンパク:HAとNAによって、それぞれHは1〜16、Nは1〜9の亜型に分類されその組み合わせは多様で、人、鶏、豚など幅広く感染しています。

さらに同じ組み合わせの中でも遺伝子の組み換えが起こって、豚や鶏の間だけに感染していたウイルスが、人間の間でも感染できるようになってしまうことがあります。

現在恐れられている新型インフルエンザは、強毒性の鳥インフルエンザH5N1が変異したものです。(まだ変異はしていないとされています。)H5N1は基本的に鳥と鳥の間で感染していて、まれに鳥と密接に接触した人間に感染していて致死率が高いため、変異して人間から人間に感染するようになることが恐れられています。(すでに近親者同士では感染しているという報告もあります。)

鳥のインフルエンザが人間の間で感染できるようになる変異ですが、豚が鳥と人の両方のインフルエンザにかかって、豚の体内で変異が起こることが懸念されていました。今回の豚インフルエンザ流行ということで、ニュースだけ見たときはもしやと思いましたが、今回のウイルスはH1N1ということで、H5N1よりも致死率は低いと思われます。それでもすでにヒトからヒトへの感染が疑われているようですし、すでに死者が68人にも上っていること、若者の死亡が多ことなどからWHOが警戒を強めているようです。

引き続き情報を集めてみたいと思っています。


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