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「ホームズゆかりの地」案内: Piccadilly Circus [ ┣「ゆかりの地」案内]

FSL: Piccadilly Circus  (P34-35)

今回はロンドンの中心地の一つ、エロス像で有名なPiccadilly Circus駅周辺を探索してみたいと思います。当時から中心だったためか、8箇所のゆかりの土地があります。

まずはここから。

有名なエロス像

1. Cafe Royal - 68 Regent Street, W1

エロス像のあるPiccadilly CircusからReagent通りに入って右手を歩いてすぐの所にあります。FSLでも食事するのに良いところということですので、一度くらいは入ってみたいものです。

「高名な依頼人」

FSLの記載: In The Illutrious Cleint, Holmes was attacked in Piccadilly Circus. He escaped by running through the Cafe Royal. The restaurant is still there, and an excellent place to dine.

延原訳登場シーン:そのときの記事はつぎのようなものだった。

有名な私立探偵シャーロック・ホームズ氏は今朝暴漢の襲撃を受け、気の毒にも死にそうなほどの重傷をうけた由、まだ詳報はないが、前夜十二時ごろのことで、場所はリージェント街のカフェ・ロイヤルの前だという。加害者はステッキを持った二人組の男で、ホームズ氏は頭部と体を強打され、医師の言によれば負傷の程度は容易ならぬ由。すぐにチャリング・クロス病院へ担ぎこんだが、本人のたっての希望でべーカー街の自宅へ移された。

 こちらがCafe Royal

横からの写真

2. Criterion Bar - 222 Piccadilly, W1

ワトソン博士がホームズに会うきっかけとなったスタンフォード青年との出会いの場所ということで、重要な場所と言えます。Criterion Barとなっていますが、Criterion劇場横のサイトと思われるところの表にはレストランの表示しかありません。中に、かなり大きなBarがあるらしいのですが、ここでよいのか若干の不安があります。住所的にはこちらでよいと思うのですが。

「緋色の研究」

FSLの記載: Immortalized in A Study in Scarlet, the Criterion has reopened. The restaurant, and its famous long bar, is again the place to meet. It was here that Watson met young Stamford. When Stamford found out that Watson was looking for someone to go halves on lodging, he reluctantly mentioned Holmes.

延原訳登場シーン:そのためふところ具合がひどく悪化したので、これじゃロンドンを去ってどこか田舎へでもひっこむか、さもなければ生活様式を根底から改める必要があると気がついた。そこで後者をえらぶことにし、さしあたりホテルをひき払うのを手はじめに、もっと質素でよいから費用のかからぬところへ居を移そうと決心を定めたのである。
 この決意ができたばかりの日だった。クライテリオン酒場のまえにつっ立っていると、肩をたたくものがある。ふりかえってみると、聖バーソロミュー病院時代私の下で助手をつとめていたスタンフォード青年である。

表にBarの表示はありませんでした。

3. Glasshouse Street - W1

上述のCafe Royalに入った暴漢が裏に出たときに通った道がこのGlasshouse Streetです。小さな通りで特に特徴があるわけではありません。湾曲した通りでPiccadilly CircusとRegent Stをつないでいます。この通りの途中から東へ延びる道に日本食材店や日本の古本屋などがあります。

「高名な依頼人」

FSLの記載: In The Illustrious Client, the men who attacked Holmes were respectably dressed. Holmes escaped by running through he Cafe Royal, into Glasshouse Street.

延原訳登場シーン: 加害者は身形いやしからぬ男だったらしく、やじ馬をかきわけてカフェ・ロイヤルへはいり、裏通りのグラスハウス街方面へ逃走した。

加害者が逃走した通り

Cafe Royalの裏手あたり。

4. Piccadilly - SW1

Piccadillyですが、探すのに非常に迷いました。といいますのは、St. James's Church, Piccadillyという記載はすぐに見つかるものの、St. James's Hall, Piccadillyという記載が見あたらないためです。ここでは今もコンサートが開かれていることは間違いなく、そのいくつかの広告にHallという名称が使われていましたので、ここのことではないかと思っているのですが、確信にまでいたっていません。改築のための募金活動が行われていたり、庭ではマーケットが開かれていたりと、見物するには面白い場所だと思います。場所はPiccadilly CircusからPiccadillyに向かって歩いて、Japan Centerをさらに越えた左手にあります。

←その後の調べでHallはChurchの反対側に位置していたことが分かりました。(こちらを参照。家のマークをクリックすると地図が見られます。)写真は後日アップします。(みっちょんさん、ありがとうございました。)

←St. James's Hall , Piccadillですが、やはり右側にあったそうで、1904年に解体され、今も残るLe Meridien Piccadillyというホテルになったそうです。

「赤髪組合」

FSLの記載: In the 1890s, St. James's Hall, Piccadilly, was London's leading concert hall. In The Red-headed League, Holmes and Watson spent on afternoon listening to the Spanish violinist, Pablo Sarasate; play at St. James's.

延原訳登場シーン:「午後からセント・ジェームズ会館で、サラサーテの演奏があるんだが、どうだろうワトスン君、患者のほうは君が二、三時間留守にしては、困るだろうかね?」

 

こちらがかつてSt. James's Hall, Piccadillyがあった所に現在あるLe Meridien Piccadillyです。1904年にホテルを建てるためにHallが取り壊されたそうです。

 

こちらは現存するSt. James's Church, Piccadillyで、内部でコンサートなどが開かれたりしています。Le Meridienとは通りを挟んで反対側です。

庭ではマーケットが開かれていて衣類や土産物などを売っています。

5. Regent Street - W1

たくさんのブランドショップなどもあり、観光客にも人気の通りです。特徴はこのカーブでしょうか。バーバリーやアクアスキュータムで買い物をする人でにぎわいます。

ホームページ「The World of Sherlock Holmes」で、このカーブにちなんだ挿絵の反転問題について興味深い議論が展開されています。

「バスカヴィル家の犬」

FSLの記載: In The Hound of the Baskervilles, Holmes and Watson folowed Sir Henry along Regent Street, and noticed there was another follower in a hansom cab. After the hansom cab sped away, Holmes enlisted the help of young Cartwright, who worked in the Regent Street's district messenger service office. He was told to go to each of the twenty-three hotels in the Charing Cross area, to see if he could find a clue.

延原訳登場シーン: ホームズは二人との距離が半分くらいに接近するまでは、歩調を早めて歩いたが、それからはいつも同じくらいの間隔をたもって、オックスフォード街からリージェント街へと曲っていった。やがて先にゆく二人は、ある店の前でちょっと止って、飾窓の中をのぞきこんだ。

「ボヘミアの醜聞」

FSLの記載: In Scandal in Bohemia, Godfley Norton rushed into Gross and Hankey's in Regent Street.

延原訳登場シーン: アイリーンのほうはすこしも見えなかったが、そのうち出てきた男の様子を見ると、さっきよりはいっそう急きこんで、馬車に乗りながら金時計を引きずりだしてみて、『大急ぎでとばしてくれ。リージェント街のグロス・エンド・ハンキー商店をまわって、エッジウェア街の聖モニカ教会までだ。二十分でまわったら半ギニーやる』とどなった。

ピカデリーサーカスから見たリージェント通り。このカーブが特徴です。

6. Shaftsbury Avenue - W1

シャフツベリーアベニューはPiccadilly Circusから北東に延びる道で、China Townに行くときなどこちらから行くと便利なのでよく使う道です。

「ギリシャ語通訳」

FSLの記載: In the Greek Interpreter, Mr. Melas was picked up at his Pall Mall lodgings. The carriage started off through Charing Cross, up Shaftsbury Avenue to Oxford Street. When he commented that this was a roundabout way to Kensington, they covered the windows.

延原訳登場シーン: ラティマーは私と向かいあわせに腰をおろして、馬車はチャリング・クロスをぬけてシャフツベリ・アヴェニューのほうへ駆けてゆきます。それからオックスフォード街へ出てきましたので、これではケンジントンヘ行くには遠まわりのはずだと、思いきっていいかけますと、相手があんまり妙な行動をしたので、出かかった言葉もひっこんでしまいました。

ピカデリーサーカスから見た通り。

7. St. James's Square - SW1

Piccadilly Circusからは南西に位置したところで公園を中心としたSquareとなっています。ワトソン博士がホームズに言われて詰め込み勉強をした図書館はSquareの北西に位置しています。

しかし、ホームズも自分の取る行動を説明して、ワトソンに期待する役割を事前に教えてあげていれば、もっと効率的に勉強できて時間稼ぎもできたと思うのですが、やはりワトソンを驚かせたいという趣味があったのでしょうか。

「高名な依頼人」

FSLの記載: The London Library is still located in St. James's Square. Thomas Carlyle, the historian, founded it in 1841, as an alternative to the library at the British Museum. In The Adventure of the Illustrious Client, Watson needed twenty-four hours of intensive study to pose as an expert on Chinese pottery. His friend Lomax, the Sub-Librarian, helped him find books for the task.

延原訳登場シーン:そのまま表へ出ると、何だってこんな変な命令を遂行しなければならないのだろうと、思案をめぐらしながらべーカー街を歩いていった。あきらめて私はセント・ジェームズ・スクェアにあるロンドン図書館へ馬車を乗りつけ、副司書をしている友人ロマックスに事情をうちあけて、相当な量の参考書を抱えて帰った。

Squareの中心の公園の様子

ロンドン図書館

図書館のある一角

8. Theatre Royal, Haymarket - Haymarket Street, SW1

Theatre Royalはいまだ健在です。HaymarketはTrafalger SquareからNational Galleryの前を通って西に少しいったところを右に曲がるとおりになっています。劇場街として有名な通りのようです。

「隠居絵具屋」

FSLの記載: In The Retired Colourman, Josiah Amberley had taken two upper circle seats at the Haymarket Theatre. He said he went alone because his wife had a headache.

延原訳登場シーン: その晩は、アンバリー老人、細君を喜ばせようと思って、ヘイマーケット劇場の天井桟敷の切符を二枚買っていた。ところが出がけになって彼女は、頭が痛いから行きたくないといいだした。それで老人は一人で出かけたというのだ。この話に嘘はないらしい。不用になった細君の切符まで出してみせたくらいだからね。

 

*セントジェームス会館とヘイマーケット劇場の写真はいずれアップします。←11月26日にアップしました。


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コメント 4

写六

はじめまして。
up-to-date な現地の写真をわくわくしながら拝見しています。
detail にうるさいホームズも 「やるじゃないか Tomo 君」と言う
に違いありません。いやあ、素晴らしいレポートですね!
                                  写六
by 写六 (2006-11-21 00:42) 

Tomo

写六さま、
こんにちは、はじめまして。お褒めいただきありがとうございます。見てくださっている人がいるとレポートのしがいがあります。200カ所なんとか制覇といって、さらにスイスに遠征できれば最高なのですが。引き続き、よろしくお願いいたします。
by Tomo (2006-11-21 04:26) 

Nanake

なんかこうやってみると、いつものロンドンの景色が全然違って見えますね!ホームズ、小学生の頃に大嵌りして、全館読み尽くしたはずなんですが、いかんせん小さかったため、今全然記憶に残ってません。。。残念、もし分かったらロンドンがもっと楽しめるのにー。コースが終わったらおさらいしてみようかな、今度は原書で。(^-^)g""
by Nanake (2006-11-21 10:00) 

Tomo

なにか引っかかりがあるとロンドンももっと楽しめるかなと思って選んでみました。私も、何回も読んでいるはずだったのですが、これを機会にもう一度読んでいます。コアなシャーロッキアンはすべて一言一句覚えてるらしいですね。今は、教科書覚えるのに頭の容量をすべて使ってしまってるので、とても無理です。
by Tomo (2006-11-22 10:13) 

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